BitnamiでWordPressローカル環境構築【mac版】

Bitnami WordPress for Mac VM WEBノウハウ

macOSにBitnamiでWordPressに必要なツール郡(Linux、PHP、MySQL、apache、WordPress本体)を一括でインストールしてみました。

WordPressのローカル環境を作った理由

本番環境を壊すのは嫌なので、ローカル環境でテーマのカスタマイズがしたかったからです。

Bitnamiとは?

BitnamiとはWordPressに必要なツール郡(Linux、PHP、MySQL、apache、WordPress本体)を一括でインストールできるものです。WordPressだけでなくRedMineなど様々なWEBアプリケーションのパッケージが用意されています。XAMPPやMAMPを既にインストールしている場合は、WordPressだけのインストールでも良いですね。今回はBitnamiを使ってローカル環境にWordPressのVMを構築する手順をご紹介します。

注意点

VMのゲストOSはLinuxになります。基本的なLinuxコマンドを理解していないとトラブル対応が難しいかもしれません!ちょっと意味がわからないな…という方は、XAMPPとWordPress単体のインストールがおすすめです。

Bitnami WordPressのインストール方法

私の環境

macOS Mojave 10.14.5
Bitnami WordPress 5.2-1

インストール方法

Bitnamiの公式サイトからインストーラーをダウンロードします。
https://bitnami.com/stack/wordpress/installer

「bitnami-wordpress-5.2-1-osx-x86_64-vm.dmg」がダウンロードされました。執筆時点の最新は5.2-1のようです。ダブルクリックしてmacのアプリケーションに入れてください。

WordPressの起動、サイトの確認

アプリケーションからWordPressを起動します。こんなアイコンがあるはずです。

起動すると以下のような管理パネルが登場します。これでWordPressのサービスを管理することができます。今はサービスが停止している状態なので、「Start」を押下して起動します。

「Status:」の色が赤→黄色→緑と変化すれば起動完了です。「Go to Application」を押下するとブラウザからWordPressが確認できます!

以下のように何も設定していない状態のWordPressが見れます。

WordPressにログインする方法

こんな地味なことに結構ハマりました。インストールする時にユーザ名やパスワードを設定する手順がなかったので、デフォルト値があるはず……でもどこにも記載されていない……。

いろいろ試していると発見しました。右下のBitnamiのアイコンを押下すると……

こんなところに書いてありました。わかりにくい!

Username: user
Password: bitnami

これでログインできます。ちなみに、以下のLoginのリンクを押下すると、ログイン画面に遷移します。
http://IPアドレス/wp-login.php

どういう仕組になっている?

この方法でインストールするとWordPressはVM(Virtual Machine)になります。

VM(Virtual Machine)とは?

パソコンの中にもう一つ別のOSを構築し、物理的には一つのパソコンですが、環境は2つあるように見せかける技術です。

Windowsのインストーラーの方はVMではないのにmacはVMのインストーラーしかないんですよね……。難しく感じるかもしれませんがVMにもメリットがあります。

  • ホストOSを汚染しない
  • 本番環境のOSがLinuxの場合は、本番環境と合わせることができる

ゲストOS(WordPressがインストールされている環境)はLinuxになっていて基本的にはコマンド操作となりますが、後述する手順でfinderからも操作できるようになります。

WordPressのファイルはどこにある?

VM上にありますが、マウントすることによりホストOSのfinderからWordPressのファイルを見ることができます。

マウントとは?

別環境間でファイルシステムを共有できる仕組みのこと。

さてマウントの手順です。管理パネルのVolumesタブを開き、Mountボタンを押下。

これでマウント完了です。Exploreボタンを押下するとfinderでその場所が表示されます。

マウント場所
nfs://IPアドレス/opt/bitnami

WordPressのデータ場所
nfs://IPアドレス/opt/bitnami/apps/wordpress/htdocs/wp-content

とても簡単ですね!VMって扱いにくいなぁ…と思ったのですが、これなら楽です。ただLinuxだということは忘れずに。ファイルの書き込みをしようとするとパーミッションエラーが出たりして、結局ターミナルからchmodしました…。

WordPress管理パネルの使い方

使い方を解説せずとも直感的に分かる感じですが、備忘録も兼ねて。コマンド覚えられないのでこういうGUIツール本当に助かります。

Genetal

Start WordPressのサービスを起動する
Stop WordPressのサービスを停止する
Go to Application ブラウザが起動し、WordPressのサイトを確認できる
Open Terminal ターミナルが起動し、ゲストOSにroot権限でログインする
Visit Bitnami Bitnamiのサイトへ
Get Support サポートサイトへ

Service

Apache、MySQL、PHP-FPMの起動・停止を管理できます。ここを使うことはあるのだろうか……。

Network

こちらよくわかっていないのですが、Enebleをすると、localhost:8080でもWordPressのローカルサイトを観覧できるようになります。
http://localhost:8080/
何が便利なのかというと、phpMyAdminにアクセスできる事が良いらしいです。
http://localhost:8080/phpmyadmin
ゲストOSを、ホストのポート8080でもアクセスできるようにする仕組み?でしょうか。
もう少しわかったら追記します。

Volume

マウントとアンマウントが行えます。

Log

何か異変が起きたらとりあえずログ!

参考サイト

Bitnami Engineering: Redmine Virtual Machine for Mac, tell us what you think

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